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詳細:作業と成果物
概要で示した作業を、Input / Output、依存関係、完成条件まで具体化します。成果物は名前だけでなく、次工程が使える状態まで仕上げます。
1. Outputの目的と完成条件
| Output | 目的・役割 | サンプル/記載事項 | 完成条件・次工程 |
|---|---|---|---|
| 旧システム停止状態・最終バックアップ | 最終データの確定と、問題発生時に復旧できる退避点を作る。 次工程:本番投入の前提、ロールバック、監査証跡に使う。 | 停止時刻、利用者通知、バックアップID、取得結果、復旧確認、担当者 | 停止・バックアップ・復旧可能性を確認し、関係者が作業開始を承認している。 |
| 移行完了DB | 承認済みの変換処理で最終データを新システムへ投入する。 次工程:初期検証、業務確認、稼働開始判定に使う。 | 投入件数、成功/失敗/除外、処理時刻、使用コード版、エラー一覧 | 手順・承認版で投入が完了し、エラー・除外の扱いと再処理結果が記録されている。 |
| 本番データ検証結果 | 新システムのデータが業務再開に耐えることを定量・業務の両面で確認する。 次工程:Go/No-Go判定、利用者通知、初日の監視項目に使う。 | 件数、金額/数量、重要キー、画面確認、外部連携、性能、差異、判定 | 事前に定めた許容差・重要データ・業務確認を満たし、未解決差異の扱いが承認されている。 |
| Go / No-Go判定記録 | 継続・切り替え・切り戻しを、事前基準と責任者の判断として残す。 次工程:運用・評価への引継ぎと監査証跡に使う。 | 判定日時、基準ごとの結果、例外、判断、承認者、連絡先、次アクション | 全判定基準が確認済みで、Goなら業務再開、No-Goなら切り戻しを実行できる。 |
| 旧システム復旧状態 | No-Go時に旧システムで安全に業務を再開できる状態へ戻す。 次工程:再計画、再リハーサル、原因分析、利用者への復旧報告に使う。 | 復旧元バックアップ、復旧時刻、アクセス制御、差分データの扱い、業務確認、通知 | 旧システムの主要業務・データ・連携が確認され、再移行までの暫定運用方針が承認されている。 |
2. 作業・Input / Output・依存関係
| 作業 | 概要 | Input | Output | 先行依存 | 区分 |
|---|---|---|---|---|---|
| 5-1. 事前準備・停止通知 | 最終バックアップ取得、旧システムのアクセス遮断、利用者通知 | 4-1/4-4 改訂版 移行手順書・本番移行計画書 | 旧システム停止状態、バックアップ | STEP 4 | 必須 |
| 5-2. 本番移行データ流し込み | 手順書に基づく差分データの抽出・変換・投入の実行 | 5-1 旧システム停止状態、3-2 承認済み移行プログラム | 移行完了DB | 5-1 | 必須 |
| 5-3. 最終データ検証・突合 | 本番データに対する件数・金額・重要データの最終突合 | 5-2 移行完了DB、3-3 データ突合プログラム | 本番データ検証結果 | 5-2 | 必須 |
| 5-4. Go / No-Go 判断 | 検証結果および所要時間に基づく切り替え(Go)または切り戻し判断 | 5-3 本番データ検証結果、4-1 合否判定基準 | Go / No-Go 判定記録 | 5-3 | 必須 |
| 5-5. 切り戻し(ロールバック) | No-Go判定時における旧システム復旧の実施 | 5-4 Go/No-Go判定記録(No-Go時)、2-5/4-5 ロールバック手順書 | 旧システム復旧状態 | 5-4 | 任意 |
3. 補助的に用意する文書・ツール
4. 変更・履歴管理
- 本番実行時のすべての操作ログ・コンソール出力・実行コマンドをタイムスタンプ付きで無改ざん状態で保存(監査証跡)。
- 万一本番実行中に緊急の手順修正が発生した場合は、緊急変更管理手順に従い、承認者のサインと変更内容を即座に記録する。
5. このStepの完了条件
承認済みの計画どおりに新システムへ切り替え、正確なデータで業務を再開できる状態にする。
- 全体概要: 事前承認済みの移行手順書に従い、旧システム停止、最終データ流し込み、突合検証、切替(Cutover)およびGo/No-Go判定を実行する。
- Input/Output: 【Input】承認済み手順書・スクリプト、最終データ 【Output】旧システム停止状態、移行完了DB、本番データ検証結果、Go/No-Go判定記録
- 依存関係と必須性: [5-1.事前準備・停止(必須)] → [5-2.本番投入(必須)] → [5-3.最終検証(必須)] → [5-4.Go/No-Go判断(必須)] / 切り戻し(条件付き必須)
- 変更管理・履歴管理: 操作ログ・コンソール出力・実行コマンドをタイムスタンプ付き無改ざん状態で保存(監査証跡)。緊急手順修正時は緊急承認者と変更内容を即時記録。